スクロール

blog ブログ

HOME // ブログ // 不動産売却における分筆のポイントとは?失敗しないための基礎知識を解説!

CATEGORY


お知らせ

不動産売却における分筆のポイントとは?失敗しないための基礎知識を解説!

土地を売却する際、土地の一部だけを売りたい場合があります。

しかし、そのままでは不可能で、特定の手続きが必要になります。
それが「分筆」です。
この記事では、分筆の基本から、売却時における重要な注意点まで解説します。
土地売却を検討している方々に、分筆の必要性と手順についての理解を深めていただき、より良い売却計画を立てるための参考にしていただければ幸いです。

 

□不動産売却における分筆とは?


 

土地を売却する際には、分筆という手続きが必要になることがあります。
分筆とは、一つの土地を法的に二つ以上の独立した土地に分割し、それぞれ新たな地番を与える手続きのことです。

では、なぜ分筆が必要なのでしょうか。
土地全体ではなく一部を売りたい場合や、新しい土地として登記する必要がある場合には、この分筆が不可欠になります。

 

1:分筆の基本


分筆とは、元々一つだった土地を法的に分け、新しい地番を与え、独立した土地として登記する過程を指します。

例えば、大きな土地を持っているが、その一部分だけを売りたい場合、売却する土地部分を正式に分ける必要があります。
この際、土地の一部が新たな所有者に移るため、それぞれの土地が独立した登記を必要とします。

 

2:分筆と分割の違い


分筆とよく混同されがちなのが「分割」です。
分割は、土地の物理的な分け方を指し、建築基準法に則った計画に基づいて行われます。

しかし、法的な意味での所有権の分離は伴わず、登記上の変更はありません。

一方、分筆は登記簿上で土地を独立したものとして扱うため、所有権が分離されます。
この重要な違いを理解することは、土地を売却する前に非常に重要です。

 

□分筆する際の注意点


 

分筆にはいくつかの注意点があります。
これらを理解しないと、予期せぬトラブルや追加の費用に直面する可能性があります。

 

1:すべての土地を売りたい場合の注意


もし土地を2筆以上に分筆して、それぞれを売却したい場合、特に注意が必要です。
個人が複数の土地を売却する場合、宅地建物取引業の免許が必要になることがあります。
無免許で売却活動を行うと、宅建業法違反となり、罰則を受けることがあります。

このような状況を避けるためにも、分筆する前に、一括で購入してくれる買い手を見つけるか、不動産会社と事前に相談することが重要です。

 

2:税金の負担について


分筆によって新たに設定される土地の固定資産税は、土地の用途や状態によって異なる場合があります。
例えば、住宅用地から非住宅用地に変わると、税額が増加する可能性があります。

分筆後に速やかに売却が進まない場合、長期間にわたる高額な税金の負担を強いられることも考えられます。
そのため、分筆を進める前に、今後の税金の負担についてもしっかりと計画を立て、準備をしておくことが大切です。

 

□まとめ


 

土地売却の際には、分筆という重要な手続きが伴います。
不動産を売却する際には、分筆の概念を理解し、適切な手続きを行うことが非常に重要です。
また、分筆をする前には、すべての土地を売りたい場合の注意点や、税金の問題についても十分に考慮する必要があります。
この記事を通じて、土地売却の際の分筆手続きの重要性と注意点について理解を深め、より良い売却計画を立てられるようになれば幸いです。

千葉市・市原市周辺で土地売却を検討されている方はぜひ当社までお問い合わせください。
SHARE
シェアする
[addtoany]

ブログ一覧