家を買う時に頭金なしでローンを組みたい。
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
頭金なしでフルローンを組むことは可能ですが、しっかりと検討する必要があります。

フルローンで家を買う場合はいくつかのデメリットがあります。
そこで今回は頭金なしで家が買える理由とフルローンで家を買うことに関する情報をお伝えします。

□頭金なしで家が買える理由とは？

・頭金なしでも融資を行う金融機関が増えているから

現在は、頭金なしでも住宅ローンを借りられる金融機関が増えています。
これは金融機関同士が競争しているという要因があり、住宅金融支援機構の影響も大きいでしょう。

・超低金利時代であるから

現在は歴史的な超低金利時代であるため、住宅ローンの金利が低く設定されています。これにより、頭金なしでも家を買いやすくなっているといえます。
ただし、審査時には余裕を持った借入であるかどうかを見極めるためにやや高めに設定された「審査金利」が用いられる場合があるので注意しましょう。

・住宅ローン借り入れの年齢制限が緩くなっているから

晩婚化や定年退職年齢の引き上げなどの社会背景の変化により、多くの金融機関で住宅ローンの完済時年齢の上限が引き上げられています。
この結果、年齢制限に引っかかることなく頭金なしでも住宅ローンを借りられる可能性が高くなっています。

□フルローンで家を買うことをおすすめしない？

・住宅ローンの審査に通りにくくなる

住宅ローンの完済まで、金融機関の抵当権が設定されるため、仮に支払えなくなった場合に金融機関はその物件を売却します。
この時に物件の売却価格が住宅ローンの残高よりも低くなってしまうかもしれないというリスクが考慮されます。

そのため、フルローンで家を購入することは、頭金ありの場合と比べて住宅ローンの審査が難しくなるというリスクがあります。

・利息負担が増え、総返済額が大きくなる

頭金なしで住宅ローンを組むと、借りる金額が大きくなるので、当然支払う利息額も増えます。
また金融機関によっては、頭金の割合に応じて金利が異なる場合があります。

□まとめ

頭金なしで家が買える理由はフルローンを組めるからです。
それでも、フルローンで家を買うことはおすすめできません。
これは住宅ローンの審査に通りにくくなったり、利息負担が増えることで総返済額が大きくなったりするなどのデメリットがあるためです。

当社は千葉市・市原市周辺で不動産売買に対応するので、お困りの際はお気軽にご相談ください。